9月29日午前5時前、石川県能登半島沖で操業中だった小木漁協(能登町)所属のイカ釣り漁船から、甲板長の男性(41)がけがをしたと118番通報があった。第9管区海上保安本部が、巡視船と新潟市民病院の医師を乗せたヘリコプターを派遣。男性は市民病院に搬送された。意識はあるという。

 9管によると、男性は操業中に船の器具に顔をぶつけ、顔や目が腫れた。巡視船に収容後、ヘリで新潟空港の航空基地に着き、市民病院に運ばれた。

 医師を現場に派遣し治療しながら患者を搬送する洋上救急は、9管の管内では2020年以来。

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