
小池柚衣さん(左)と田才諒哉さん
東南アジアの内陸国ラオスに、現地社会が抱える問題解決に取り組む新潟県出身者がいる。国際協力機構(JICA)の海外協力隊で派遣中の教員、小池柚衣(ゆい)さん(32)=田上町出身=は、日本の体育の指導方法を現地の教員に伝えている。国連世界食糧計画(WFP)の職員、田才諒哉(りょうや)さん(32)=新潟市東区出身=は、住民の栄養状態を改善するプロジェクトを担う。現地で2人を訪ね、国際協力への思いを聞いた。(長岡支社・佐藤薫)
◆運動の楽しさ、巡回指導で伝えたい!田上町出身・小池柚衣さん
小学校教諭の小池柚衣さんは2023年8月、JICAの海外協力隊として、ラオスの小学校で体育の巡回指導を始めた。中学生の時にテレビで協力隊が紹介されたのを見て、「世界で人の役に...
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