
後半44分、FW太田修介が追加点を決めチームメイトとハイタッチ=U等々力
[新潟2-0川崎]1999年のJリーグ参入から四半世紀。ついにタイトルへの挑戦権を得た。
松橋力蔵監督が「てっぺんを目指す」と宣言した今季は、決して順風満帆ではなかった。リーグ戦は既に優勝の可能性が消え、現在4連敗中。直近4試合で計15失点と、崩壊した守備を改善するために必要だったのは「目線をそろえる」(松橋監督)ことだった。
主将のDF堀米悠斗は「結果が出なくて、何とかしなきゃという気持ちが先行していた」と指摘。前線の選手がプレスをかけるタイミングが早く、結果として広いスペースを守る必要があった課題を共有した。
「いい時期は自然にできていた」というコンパクトに守る意識。それを徹底したことで...
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