三川温泉「湯元館」の看板猫チーコ=阿賀町五十沢
モフモフの体、キラキラの目、プニプニの肉球、予想のつかない行動…。そんな「かわいい」が飽和状態の生き物、猫。立ち寄った店で思いがけず猫に会えるとそれだけで1日幸せな気分になるし、なんなら猫を目当てにその店に通ってしまう…きっと猫好きの人なら誰しも経験があることだろう。そんなちょっとした幸せを求めて、新潟県内の猫がいる店を訪ねてみた。
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三川温泉の“ご長寿さん”♪ 阿賀町「湯元館」
阿賀町の県道14号沿いにある三川温泉。その中の「湯元館」には18歳の看板猫がいる。人間で言えば88〜90歳ほど。ご長寿猫だ。
グレーと茶の中間のような色と白のツートンカラーで、名前はチーコ。拾ったときは手のひらに乗るくらい小さく、女の子のようにかわいらしかったことが由来だが、雄猫だ。湯元館女将の阿部誠子さん(71)が親戚から子どもの粉ミルクをもらい、スポイトや猫用の哺乳瓶で飲ませて育てた。
そのためか、チーコは阿部さんが大好き。よくついてまわる。時には阿部さんが食べているサツマイモを少しもらったりもする。現在は食が細くなり、ガリガリに痩せてしまっているが、ふわふわした毛並みや、キリッとした目元は健在だ。湯元館の周辺にいることが多く、近所のせんべい屋におやつを目当てによく出かけている。
湯元館にはチーコの他にも4匹の猫たちがいるが、こちらは家族の前以外にはめったに出てこない。見られたらラッキーな猫たちだ。記者が訪れた時もチーコだけが姿を見せてくれたが、帰り際、タロウという雄のキジ白の猫を見ることができた。幸運だった。
めったに姿を見せないタロウ
湯元館は全6室。コイ料理と源泉掛け流しが自慢の家族経営の宿だ。宴会場にはチーコが自分でふすまを開け、あいさつをしに入って来ることもあると言う。「6月にはホタルも見ることができます。チーコと共にお待ちしてますが、何分高齢なので、会いたい方は早めにおいでいただけるとありがたいです」と阿部さんは笑う。
女将の阿部さんに抱っこされたチーコ
年末年始休み。問い合わせは0254(99)2015。
温泉街の“金銀コンビ”♪ 村上市・瀬波温泉「Toi陶房」
村上市瀬波温泉2にある、陶芸家フジタヨウコさん(53)の陶房、“Toi陶房”。そこには2匹の保護猫がいる。キジ白でキリッとした金色の目が美しい11歳の先輩猫、金太郎と、サバトラで大きな顔とおなかがかわいい8歳の後輩猫、銀次郎。どちらも雄で年齢は推定だ。
金の目が美しい金太郎=村上市瀬波温泉2のToi陶房
毎朝10時ごろ、フジタさんが陶房を開けると、2匹は周囲のパトロールに出掛ける。季候がよければ昼は大半を外で過ごし、夜、陶房を閉める時に室内に入れている。つまり、訪れても確実に会えるとは限らない猫たちだ。...











