
新潟市動物愛護センターで保護されている子猫=新潟市中央区清五郎
新潟市中央区清五郎の市動物愛護センターに、8月末時点で、例年同時期の約2倍となる約70匹の子猫が保護されている。大量に繁殖して世話ができなくなる「多頭飼育崩壊」などにより、保護猫が増えているのが主な要因だ。センターは不妊・去勢手術など適切な飼育を呼びかける一方、猫の新しい飼い主を募集している。
市動物愛護センターの笹川元(げん)獣医師によると、2024年は4月末から保護猫が増え続けており、今後も増える見通し。背景には、多頭飼育崩壊や飼い主の高齢化が目立つほか、餌づけした野良猫が子どもを産み、世話ができなくなったケースもみられるという。
市動物愛護センターではやむを得ない事情で必要に応じて保護...
残り384文字(全文:684文字)