大の里(右)が押し倒しで王鵬を下す=福岡国際センター
大の里(右)が押し倒しで王鵬を下す=福岡国際センター
大の里(奥)が押し倒しで王鵬を下す=福岡国際センター
王鵬(手前)を攻める大の里。押し倒しで下す=福岡国際センター

 大相撲九州場所2日目(11月11日・福岡国際センター)3大関は初日に続いて安泰。海洋高校(新潟県糸魚川市)出身の新大関大の里は王鵬を素早い攻めで押し倒し、幸先よく2連勝とした。

 他の2大関も危なげない内容で連勝発進。琴桜は得意の右四つから平戸海を一方的に寄り切った。豊昇龍も小結若元春を寄せ付けず、難なく押し出した。

 両関脇は大栄翔が若隆景に押し出されて初黒星。霧島は宇良の突き落としに屈し、2連敗となった。小結正代も2連敗。

 ◎八角理事長(元横綱北勝海)の話 大の里は足が出ている。足が動かないと体を寄せていけない。豊昇龍は最初に攻めているから、後の流れがいい。3大関が全勝で8日目過ぎまでいくのが理想。最後の優勝争いに3人が入っているのがいい。

◆表情崩さず「目の前の相手に集中」

 初日に辛くも白星をつかんだ大の里は、王鵬を力強く押し倒して2連勝とした。肩透かしに足を運び、体を密着させて対応。新大関の硬さが取れてきたかとの問いに...

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