インタビューに応じる立憲民主党の野田佳彦代表=12月1日、新潟市中央区
インタビューに応じる立憲民主党の野田佳彦代表=12月1日、新潟市中央区

 立憲民主党の野田佳彦代表が12月1日、新潟県に来県し、新潟日報社のインタビューに応じた。10月の衆院選で、新潟県では立民が5小選挙区を独占し「全員当選は2009年以来で、画期的なこと」と評価した。一方で2025年夏の参院選に向けては、野党共闘について「地域で歴史や伝統があるなら踏まえた方がいい」としつつ、立民最大の支持団体である連合への配慮もにじませた。(報道部・渡辺隼人)

[次期参議院選挙・新潟2025]自民党が元競泳選手・中村真衣氏公認 立憲民主党は現職擁立で与野党対決へ

 -衆院選で新潟県の5小選挙区全勝ができた要因は何でしょうか。見えてきた課題はありますか。

 「自民党派閥の裏金事件で多少のプラスはあったかもしれないが、新潟1〜5区は一定のキャリアを持った議員がそろっていた」

 「比例票が前回より上積みされたというわけではない。全国でもそうだが、国会を通じて政党としての評価が高まり、比例票を上積みできるよう頑張っていきたい」

 -衆院では自民、公明両党が過半数割れし、立民が9の委員長ポストを得ました。与党とはどう向き合いますか。

 「『熟議と公開』がコンセプトだ。与党が事前審査した予算や法案が簡単に決まるのではなく、われわれもいろんな案を出し、修正を勝ち取ることが可能な状況になった。与野党伯仲によって国会が変わったと思ってもらえるようにしたい」

 -新潟県選出の国会議員は法務委員会の委員長や理事など国会や党において要職に就きました。

 「どこを任せても期待に応えてくれる人たちばかりだ。法務委員会では、選択的夫婦別姓を新潟チームに頑張ってもらいたい」

 -2025年夏には参院選が控えています。新潟選挙区では現職の打越さく良氏が出馬を予定しています。...

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