
小学生が拉致問題について学んだことを発表するオンライン会議で、感想を述べる蓮池薫さん(右から2人目)=12月10日、柏崎市中田
北朝鮮による拉致事件1970~80年代、北朝鮮が日本人を連れ去る国際犯罪を重ねた。工作員の教育などが目的とされる。2002年の日朝首脳会談で金正日総書記が拉致を認めて謝罪。被害者5人が帰国し、8人は「死亡」とされた。日本政府認定の被害者は計17人で、北朝鮮は4人を「未入国」と主張している。日本側は説明に不審な点が多いとして受け入れず、交渉は停滞している。が起きた新潟県柏崎市と佐渡市、福井県小浜市の小学生が、拉致問題について学んだことを発表し合うオンライン会議が12月10日、開かれた。それぞれの会場で拉致被害者の蓮池薫さん(67)=柏崎市=、曽我ひとみさん(65)=佐渡市=、地村保志さん(69)=小浜市=が見守る中、拉致問題の解決に向けてできることを考えた。
3市でつくる「拉致被害者関係市連絡会」が2023年度に続き開催。柏崎市の北鯖石小、佐渡市の真野小、小浜市の内外海小の児童計約70人が参加した。...
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