全国高校駅伝は12月22日、京都市のたけびしスタジアム京都を発着点としたコースで行われる。都大路を舞台に、中越が出場する男子は7区間42・195キロ、女子は新潟明訓と新潟第一が出場し、5区間21・0975キロで競う。スタートは女子が午前10時20分、男子は午後0時半。

[女子・新潟明訓]戦力充実!“県勢最高”からさらなる高みへ

2023年を超える順位と記録を目指す新潟明訓の選手ら

 2023年の都大路は、1時間10分53秒の県高校記録で県勢女子過去最高の19位に入った新潟明訓。2年連続11回目の今回はさらに上の順位と記録が目標だ。

 県大会は、1区橋本和叶が序盤から独走態勢をつくり圧勝した。3000メートルと5000メートルの県高校記録を持つ橋本は、県大会後の東日本女子駅伝にも1区で出場し、区間2位と健闘。都大路も1区を走る予定の橋本は「先頭について行く走りをしたい」と、上位を目指す。

 チームを教えるのは実業団の今治造船で指導経験がある村山知之コーチ。就任3年、基礎の徹底と自主性を重視し、走力を引き上げてきた。

 特に県大会で出番がなかった1年山崎夢夏の成長が著しい。故障から回復し、県大会後の記録会で3000メートルの自己ベストを大幅に縮めた。出場予定5人全員の3000メートルのベストが9分台になり、戦力は充実している。

 2023年の都大路は体調不良などで出られなかった石川桃子は、2区で出場予定。「絶対に出るという思いで練習してきた。1区からの流れをつなげたい」と闘志を燃やしている。

<コーチ 村山知之>

橋本和叶 3◎9分14秒10
高山花帆 3 10分7秒99
石川桃子 2 9分37秒95
篠澤葉  2 9分58秒23
福田せりえ2 9分51秒35
深澤陽菜 2 10分8秒63
村山紗和 1 10分23秒12
山崎夢夏 1 9分52秒62

(左から氏名、学年、3000メートルの記録。◎は主将)

◆[寄付金案内]新潟明訓

問い合わせ 025(257)2131、新潟明訓

[女子・新潟第一]地道な努力で全国切符、目指すは30位台

6年前の41位より上を目指す新潟第一の選手ら

 県大会2位の新潟第一は、北信越大会で全国切符をつかみ、6年ぶり9回目の出場権を得た。中学時代に全国規模の大会に出場した選手はいないが、地道な努力が都大路への道を開いた。

 北信越地区の代表枠を手にするため、...

残り1521文字(全文:2240文字)