
新潟県内の私立高校で2022年にいじめの「重大事態」があった問題で、新潟県は12月26日、県が設置する第三者委員会(会長・近藤明彦弁護士)が再調査を実施すると発表した。これまでの学校側の調査には、国のガイドラインに沿っていない部分があり、不十分だと判断した。
第三者委が10日に県に提出した報告書などによると22年4〜5月、被害生徒を含む当時1年生の複数人が同じ運動部の2、3年生から暴力や暴言を受けた。生徒は5月中旬から不登校になり、6月末に退学。別の高校に編入学したものの中退し、現在は働いているという。生徒側は県に再調査を申し入れていた。
第三者委は学校側の調査について、聞き取りの対象者や内...
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