
「リスナーの好みは十人十色。幅の広い放送を目指したい」と話す畠澤弘晃さん=新潟市中央区
人には忘れられない本がある。悩んだ時に導いてくれた本、人生の指針になった本。本棚を見ればその人が分かるともいわれる。各界で活躍する新潟県人に、思い出の一冊を尋ね、その魅力を語ってもらった。今回はBSNラジオディレクター、畠澤弘晃さんの一冊「僕は馬鹿になった。」(ビートたけし著)を紹介します。
「あいまりタイムズ」にあのストッキング先輩が乱入!やりたい放題の問題作、全編ノーカット配信
東京の番組制作会社で働いていた頃、同居人の男友達の薦めで、ビートたけしさんのこの詩集を手に取りました。読んでみると、失恋がテーマの作品が多い。ピュアで恥ずかしい心境を正直につづっているのが意外でしたが、「分かる!」って共感しました。
その頃、大失恋をしたんです。山形から一緒に上京した彼女が、男性と手をつないでいるのを発見。そのまま彼女の家まで追いかけて、...
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