
南部体育館の壁面に設置した太陽光のフレキシブルパネル。一部は曲面に沿って据え付けている=長岡市曲新町
新潟県長岡市は、公共施設などに太陽光パネルを設置して降雪地での発電効果を確認する実証実験を進めている。1月には新たに、薄くて軽く、柔軟性がある「フレキシブルパネル」の実験を始めた。従来の堅い「ガラスパネル」に加えて、実験のラインアップを増やす。脱炭素社会の実現を目指すとともに、市内企業が再エネルギー産業に乗り出す可能性も探る。
フレキシブルパネルは厚さ2・5ミリと薄く、柔軟性があって曲げることができるため、設置する際の自由度が大幅に増す。体育館のかまぼこ型屋根といった曲面や、建物の壁面にも設置できる。壁面への据え付けなら、積雪による破損の心配が少なくなる。
また、標準的なサイズの重さは約5・...
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