新潟県は2月14日、十日町市の60代男性が12日の除雪作業中に胸の痛みを訴え、救急搬送後に死亡したと発表した。県内で今冬の雪による死者は10人となり、昨冬(2023年度)の8人を上回った。県は除雪に伴う事故の防止を呼びかけている。

 県危機対策課と十日町地域消防本部によると、男性は自宅の屋根で雪下ろし中、胸の痛みを訴えて作業を中断し、家に戻った。その後、呼びかけに反応しなくなり、病院に搬送され死亡が確認されたという。

 県内で今冬亡くなった10人は全員60代以上で、市町村別では十日町市が最多の3人、魚沼市が2人となっている。このほか重傷が53人、軽傷が68人に上る。

 県内を含む北陸地方では、19...

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