
清津峡渓谷トンネルの見晴所になだれ込んだ雪。柵を押し倒した=十日町市(マ・ヤンソン / MADアーキテクツ「Tunnel of Light」大地の芸術祭作品)
新潟県十日町市の人気観光スポット「清津峡渓谷トンネル」が大雪の影響で臨時休業している。既に雪解けの季節だが、雪崩でトンネル内に雪が度々流れ込んでおり、再開日が定まっていない。現場は4月5日の再開を目指している。
トンネル管理事務所によると、今冬は周辺で雪崩が繰り返し発生。トンネルから渓谷を望む複数の「見晴所」に雪が流れ込み、除雪作業を重ねている。トンネルと屋外を隔てる柵が雪崩で破損したこともあった。2023年度は少雪で通年営業したが、24年度は2月5日から臨時休業している。
清津峡渓谷トンネルは全長750メートル。2018年に「大地の芸術祭」作品としてリニューアルし、鏡のような水面に清津峡の...
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