上越高サッカー部の藤川祐司監督。自らもスパイクを履いて汗を流し、選手と同じ目線に立つ=上越市
上越高サッカー部の藤川祐司監督。自らもスパイクを履いて汗を流し、選手と同じ目線に立つ=上越市

 元Jリーガーで上越高(新潟県上越市)サッカー部の藤川祐司監督(37)が、日本サッカー協会(JFA)が認定する指導者の国内最高資格「Pro(プロ)ライセンスコーチ」の養成講習会を3月17日から受講する。サッカー部の指導と並行し約1年かけて資格を取得する予定で、高校の指導者がプロライセンスを取得するのは珍しい。藤川監督は「上越高はもちろん、新潟や日本のサッカーをさらに成長させられる指導者になりたい」と意気込んでいる。

 JFAによると、プロライセンスはJリーグや日本代表の監督も務められる資格だ。Jリーグ関係者や大学など18歳以上の選手を率いる指導者がほとんどで、2024年2月時点では県内の指導者のうちプロライセンス保持者は7人のみ。養成講習会は年1回で、受講できるのは昨年の選考試験を受け、狭き門を突破した20人に限られる。

 藤川監督は横浜市出身。神奈川大を卒業後...

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