
新潟地裁
元交際相手の女性を殺害しようとしたとして、殺人未遂と銃刀法違反の罪に問われた新潟県燕市の無職の男(23)の裁判員裁判の判決公判が3月19日、新潟地裁であった。小林謙介裁判長は懲役3年、保護観察付きの執行猶予5年(求刑懲役6年)を言い渡した。
判決によると被告は2023年8月、元交際相手の腹と胸をサバイバルナイフで刺して重傷を負わせ、練炭を積んだ車で上越市の駐車場まで連れ出した。
小林裁判長は判決理由で、元交際相手を他の男性に取られたくないと考え、無理心中を企てた動機は「身勝手というほかない」と非難。被告が練炭の着火をためらっている間に、警察官が女性を救出したことは「不幸中の幸い」とした。
被...
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