広島戦で勝ち越しのミドルシュートを放つマルシオ・リシャルデス=2007年6月30日

​ サッカーJ1アルビレックス新潟は29日、アウェーでサンフレッチェ広島と対戦します。新潟にとって広島は因縁浅からぬ相手といっていいかもしれません。初のJ1昇格を決めた2003年は、最終節まで優勝を争ったライバル。24年の開幕直後に主力選手が広島に電撃移籍するという異例の事態も発生しました。J1での通算対戦成績は6勝14敗10分け。そんな難敵広島を相手にかつて、新潟を勝利へとけん引し、上位浮上の原動力となったブラジル人選手がいました。MFマルシオ・リシャルデス。アルビ最強外国人の呼び声も高いマルシオの活躍を中心に、2007年を振り返ります。

 2007年シーズンの広島はウェズレイ、佐藤寿人というリーグ屈指のFWを擁していました。新潟は第7節のアウェー広島戦で0ー0のスコアレスドロー。第18節の6月30日、ホームで広島を迎え撃ちます。

〈新潟〉ホーム
▽スターティングメンバー...

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