
栃木県の東北道で計3人が死亡した逆走多重事故の原因とみられる平面交差するインターチェンジ(IC)が、新潟県内では7カ所ある。高速道の利用者からは「出入り口が分かりにくくて危険だ」との声が上がる。高速道路管理会社は今回の事故を受けて緊急対策に乗り出したが、完全に防ぐのは難しい。新潟県警は進行方向を確認するよう注意を促している。
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栃木県の事故では、逆走車が黒磯板室ICで誤進入したとみられる。本線に向かう車線と本線から降りる車線がY字に平面交差しており、この構造のICは「平面Y型」と呼ばれる。

上越市茶屋ケ原の北陸道名立谷浜IC上り口もその一つ。料金所を通過し富山方面へ向かうと、本線に合流する前に信号機が現れる。路面には正しい進行方向を示す右折の矢印が大きく表示されており、本線に合流する車線はオレンジ色で、本線から降りて料金所に向かう車線は青色で、それぞれ色分けされている。
逆走を防ぐために、...
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