県警一丸となって匿流に対応することを確認した対策チームの会議=8日、県警本部
県警一丸となって匿流に対応することを確認した対策チームの会議=8日、県警本部

 交流サイト(SNS)などで特殊詐欺や強盗といった犯罪の実行役を募る「匿名・流動型犯罪グループ」(匿流)が社会問題化する中、県警は8日、部門横断的な対策チームの全体会議を県警本部で初めて開いた。担当者ら約70人が出席し、組織一丸となって複雑化する犯罪情勢に対応する方針を確認した。

 県警によると、資金獲得を目的とした犯罪で、県警が昨年に摘発した匿流のメンバーは計140人。詐欺や薬物事犯などを行った。

 県警は昨年9月、部門を越えた総合的対策を推進するチームを発足。刑事部長がトップを務め、31部署約530人体制で情報共有したり、関係部署で戦略的な取り締まりをしたりする。

 今春の人事異動で新体制となったことなどから、...

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