
新年度の重点対策方針などを確認した県警署長会議=18日、県警本部
新潟県警は18日、県警本部で2025年度初めての警察署長会議を開いた。交流サイト(SNS)などで実行役を募る「匿名・流動型犯罪グループ」(匿流)について、戦略的に取り締まりを進めていくことなどを確認した。
会議には県内全29署の署長や県警本部の幹部ら、計約80人が出席した。
滝澤依子本部長は訓示で、24年に県警が認知した特殊詐欺やSNS型投資・ロマンス詐欺の被害総額が23億円以上となったことに触れ、「これらの犯罪に関与する匿流が県民に大きな不安を与えている」と指摘。主犯や指示役など上層部に迫る捜査を指示した。高齢者の交通事故防止に向け、啓発活動を一層進めていくことなども求めた。
斎藤良人・県...
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