
部分執筆した書籍を手に思いを語る「親なるサポート」代表の金子和保さん=三条市須頃2
夫婦のすれ違いや産後うつ、虐待…。出産や子育てを取り巻く問題を防ごうと、産前から夫婦で育児の現実を学び、協力的な関係を築くことを目指す「親準備教育」の意義を紹介する書籍が出版された。三条市の子育て支援団体代表の金子和保(かずほ)さん(61)が執筆に参加。育児は「夫婦のチームワーク」とつづり、対話を積み重ねる大切さを訴えている。
タイトルは「産前からの親準備教育のススメ 二人でともに親になるために」。親準備教育の第一人者である常葉大特任教授の柴田俊一さんが編著者を務め、学識者や子育て支援の関係者10人が執筆した。全11章で構成され、金子さんはこれまでの実績から声がかかり、第8章を担当した。
金...
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