
JR関屋駅で模擬的に車いすの介助を行う乗務員=5月30日、新潟市中央区
JR東日本新潟支社は6月1日から、車いすの乗客が列車を乗り降りする際の介助を越後線の一部の駅で拡充した。支社管内の各路線では、これまでも駅係員が介助してきたが、運転士や車掌ら乗務員も手伝う形を初めて取り入れる。人手を増やし、よりスムーズに利用してもらう狙いだ。
従来は駅係員が列車にスロープを渡したり、車いすを押したりしてきたが、他の業務もあり、乗客を待たせてしまうことがあったという。管内駅の約7割を占める無人駅では人員を派遣して対応してきた。列車内にいる乗務員も介助に当たることで、待ち時間や手間を減らす。
対象は越後線の上所、関屋、小針、寺尾、新潟大学前、内野西が丘の6駅。いずれも新潟市内で...
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