
外国船による違法操業を想定した海上保安庁と水産庁の合同訓練=3日、大和堆周辺海域(第9管区海上保安本部提供)
日本海の好漁場「大和堆(やまとたい)」でイカ漁が盛んになる時季を前に、第9管区海上保安本部は、違法操業する外国漁船への対応を想定した水産庁との合同訓練を実施した。3日に大和堆周辺で行った。
日本の排他的経済水域(EEZ)内で、新潟港の北西約450キロの場所にある大和堆は、周辺海域に比べて水深が浅く、イカやカニの有数の漁場となっている。違法操業の外国漁船が大和堆周辺に近づくのを未然に防ぐため、海保は毎年5月下旬から複数の巡視船を配備している。
9管によると、2024年に外国漁船に行った退去警告数は北朝鮮漁船に対する7件だった。23年の14件(中国漁船13件、北朝鮮漁船1件)に比べて半減したが、...
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