第9管区海上保安本部による「ライブ118」のデモンストレーション。通報者から受信した映像を見ながら、職員が処置方法などをアドバイスした
第9管区海上保安本部による「ライブ118」のデモンストレーション。通報者から受信した映像を見ながら、職員が処置方法などをアドバイスした

 海上保安庁は、118番通報を受けた際に通報者のスマートフォンで撮影した現場の動画をリアルタイムで受信できるシステム「Live(ライブ)118」を全国で導入した。音声だけでは伝わりにくい現場の状況を正確に把握し、迅速な海難救助につなげるのが狙いだ。

 運用は、118番通報を受けた海保の運用司令センターの職員が、必要に応じて通報者にライブ118への接続を依頼。通報者はスマホのショートメッセージに届くURLから接続する。司令センターは通報者の状況を見ながら、...

残り265文字(全文:493文字)