自身の展示作品について話すドン・キルパトリック3世さん=3日、新潟市中央区上大川前通10
自身の展示作品について話すドン・キルパトリック3世さん=3日、新潟市中央区上大川前通10

 米デトロイト在住のイラストレーター、ドン・キルパトリック3世さん(51)の木版画展が3日、新潟市中央区の新潟絵屋で始まった。モチーフは人物や生き物、風景などさまざまで、色彩豊かな木版画約130点が展示されている。

 ドンさんは1996年から活動を始め、26歳の時にソルトレークシティー冬季五輪のメダルデザインにも携わった。自由さや遊び心にあふれ、80年代の米国で流行したスケートボードのデザインやファッション、人形劇などに影響を受けた。日本での展示は初めて。

 個展名の「FEVER DREAMS」は「発熱した時に見る奇妙な夢」を意味するという。ドンさんは作品について「生きる中で感じる苦しみが作品に表...

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