
「越後煙火史」を手に語る長谷川健一さん=長岡市中沢3
花火鑑賞士で長岡市中沢3の長谷川健一さん(80)が、県内の花火の歴史をまとめた書籍「越後煙火(えんか)史 150年の記録」を文芸社(東京)から出版した。長岡、片貝(小千谷市)、新潟、柏崎の各花火大会を取り上げた。全国の書店で購入できる。
長谷川さんは元高校教員で、50年ほど前から花火の歴史を調査してきた。自宅近くで私設資料館「花火の駅・長岡花火ワールド悠」を運営している。
書籍は長年の調査結果をまとめた。3章で構成し、1章では花火大会の戦前の歴史を紹介。長岡で1926年に誕生した正三尺玉については、当時の新聞記事を交えて製造時の苦労などを紹介している。
2章では戦後に長岡と片貝で花火の大きさ...
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