濱辺祐さんが宿泊施設として再生中のシャーク号=8月、佐渡市小川
濱辺祐さんが宿泊施設として再生中のシャーク号=8月、佐渡市小川

 かつて佐渡市の達者海岸で活躍した海中透視船「シャーク号」を一棟貸しの宿として復活させようと、地元出身の男性が奮闘している。長年海岸に放置されていた船を丘へ運び、改装工事を進める。来春の本格オープンを予定するが、工事が難航し、事業費がかさんでいる。新たな船出の追い風とするため、15日までクラウドファンディング(CF)で寄付を求めている。

 男性は達者の会社員、濱辺祐さん(40)。夢だった宿泊業を実現しようとコンテナハウスの活用を検討していたが、幼少期に乗ったサメ型の船を思い出した。宿の完成形が浮かび、「これしかない」と動き出した。

 シャーク号は約70人乗りで、...

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