商品の品出し作業を行う小野寺諒さん=佐渡市両津湊
商品の品出し作業を行う小野寺諒さん=佐渡市両津湊

 佐渡特別支援学校に通う生徒2人が今夏、両津地区の土産物店でアルバイトに挑戦した。社会の一員として地域にかかわり、就労意欲の向上を目指す取り組みで、学校側は今後も、生徒の成長につながる方策を広げていく考えだ。

 佐渡特別支援学校によると、障害者が一度アルバイトとして働いた企業などに就職する場合、雇用する側は国の障害者雇用助成金を受けられない。企業などが雇用に二の足を踏む一因になると考えられ、これまで学校では、生徒にアルバイトを推奨していなかった。受け入れ先が少ないという課題もあった。

 今回は、佐渡汽船両津港ターミナルで土産物店を開くエビス商事がアルバイトとして生徒を採用。軽度の知的障害がある2人...

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