
新潟県庁
十日町市の30代女性がくも膜下出血で亡くなったのは、新潟県立十日町病院(十日町市)が検査で見つかった異変に対応しなかったためとして、遺族が県に約9400万円の損害賠償を求めていた訴訟で、県は19日、遺族と和解する見通しだと発表した。県議会9月定例会に、損害賠償金350万円を支払う関連議案を提出する。
十日町病院によると、女性は2021年5月、頭痛のため十日町病院を受診。検査で頸部(けいぶ)に動脈瘤(りゅう)が見つかったが、担当医師が画像診断報告書に記載せず、女性への説明もしなかった。女性は検査後に帰宅し、翌6月に自宅で死亡した。
県はくも膜下出血と動脈瘤との因果関係は不明としたが、画像診断報...
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