最高裁の女性裁判官増やす必要性訴え　長岡市で県商工会議所女性会連合会の研修会、元判事が講演

　県商工会議所女性会連合会の研修会が、長岡市東坂之上町１の長岡グランドホテルで開かれた。最高裁判事を務めた弁護士の山浦善樹さんが講演し、最高裁の女性裁判官を増やす必要性などを語った。

　研修会は毎年県内各地で開催。今回は県内１０商工会議所の女性会員ら約１００人が参加し、１９日にあった。山浦さんは大手銀行勤務を経て、司法試験に合格。最高裁では、夫婦が同じ姓を名乗ると定めた民法の規定が合憲であるかが争われた訴訟や、セクハラやマタハラに関する訴訟などを担当した。

　夫婦別姓に関しては、夫婦が同じ姓を名乗るという考え方が社会に根強くあると指摘。ジェンダーに対する司法の意識は変わってきているとしつつ、「最高...