
佐渡市が2026年度に無償譲渡する方針を示していた県内唯一の「海洋深層水」の分水施設(多田)について、海洋深層水のミネラルウオーターを生産している「新潟県佐渡海洋深層水」(多田)が譲渡候補に決まった。市は市議会12月定例会に関連議案を提案する。
分水施設は04年度に稼働した利活用施設の一部で、原水を滅菌、加工処理するなど商品作りや一般利用には欠かせない施設。市は指定管理者に赤字補〓(ほてん)して運営を続けてきたが、財政事情を理由に無償譲渡することにした。引受先がなければ施設廃止の恐れもあったが、継続のめどが付いた。
企画提案型のプロポーザル方式の審査に対し、応募したのは新潟県佐渡海洋深層水だ...
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