
下水道の管理などを行政と民間が連携して行う「ウオーターPPP(パブリック・プライベート・パートナーシップ)」の導入に向け、県が検討を進めている。県内の流域下水道のうち魚沼市と南魚沼市の2処理区を対象に、早ければ2027年度の導入を目指し、民間事業者への意向調査を進めている。導入により、下水道施設の維持管理の効率化や使用料上昇の抑制につなげる。
ウオーターPPPは、上下水道や工業用水道で、維持管理を中心とした従来の民間業務委託を、施設の修繕や更新などにも裁量を広げる手法。
水道を管理する職員の減少、施設の老朽化、使用料収入の減少といった課題への対策の一つで、国はPPPなどの官民連携を推進している。
県は複数の市町村(平成の大合併前を含む)にまたがる流域下水道を管理し、...
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