凧絵師川瀬正義さんの独創的な凧絵が並ぶ作品展=新潟市南区上下諏訪木
凧絵師川瀬正義さんの独創的な凧絵が並ぶ作品展=新潟市南区上下諏訪木

 新潟市南区の凧絵師、川瀬正義さん(76)の作品を集めた展覧会が、南区のしろね大凧と歴史の館で開かれている。歴史書物や映像から想像して描いた、独創的で力強い凧絵がずらりと並ぶ。

 川瀬さんは小学生の頃から60年以上にわたり凧絵を描いてきた。他の絵師の作品を見て独学で技術を学んだという。元絵を一から考えることによる構図の多彩さと、陰影をつけた力強い顔の描写が魅力で、海外からも注文が入る。

 展示では、区内の凧コレクター長谷川尋一さん(76)が30年以上かけて買い集めた約70点が並ぶ。墨だけで濃淡をつけた白根大凧合戦の大凧組の絵柄や、「平家物語」の一場面など、多彩な題材と構図の凧絵が展示されている。

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