
2025年度の県内のクマ目撃・痕跡報告件数が2037件(27日午後6時時点)と過去最多になったことが27日、県の調べで分かった。27日も上越市で測量作業をしていた男性2人が襲われてけがを負い、人身被害は12件13人となった。クマの餌となる木の実が凶作で、冬眠前に餌を求めて人里に出没しているとみられ、県は警戒を呼びかけている。
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これまで目撃・痕跡報告件数は20年度の1957件が最多で、人身被害も20年度が17件21人(1人死亡)と最も多かった。25年度は9月から出没が急増し、10月も各地で目撃され、20年度を上回った。亡くなった人はいない。
県はクマが冬眠に入る11月末までクマ出没特別警報を発令している。県鳥獣被害対策支援センターは「クマが出やすい朝や夕方は特に気をつけてほしい」と注意を促している。
27日もクマによる人身被害が発生した。27日午前9時前、上越市大島区棚岡の山林で、測量作業をしていた20代の男性2人がクマ1頭に襲われ、...
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