
カウンターに立つ真柄文子さん。手前は看板メニュー「スパグラ」と「チョコロック」=加茂市駅前
加茂市の加茂駅前にある「コーヒー&レストラン ピノキオ」が21日、店じまいする。昭和レトロな趣が漂い、心安らぐ憩いの場として親しまれてきた。店主の真柄文子(ゆきこ)さん(80)が創業50年を節目に閉店を決めた。「多くの人々に支えられ、ここまで続けられた」と感謝を胸に店に立つ。
店は真柄さんと夫の誠さんが1975年、誠さんの母親が営んでいた旅館の建物を受け継いで開業した。モットーは「時代感覚を研究したメニュー」と「フード・コミュニケーション」。顧客の好みを...
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