長岡市が2025年度策定する次期「持続可能な行財政運営プラン」について、プラン最終年度の30年度時点での収支改善額を、30億円と試算していることが分かった。26年度から5年間の改善額の累積では、60億円を見込む。市は効果額の目標を「30億円プラスα(アルファ)」と設定し、手数料改定など市民の負担増となる施策にも踏み込む構えだ。

 市は現行のプランに基づき、職員の削減などを進めている。貯金に当たる財政調整基金(財調)の25年度末残高は81億円を見込む。ただ、人口減少が進む中で市財政の歳入不足が拡大していく見通しで、次期プランなしでは財調が底を突くと試算。5年後に30億円の収支改善を達成すれば、3...

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