柏崎市特産の新道柿を収穫する新道柿栽培組合の飯塚敏明副組合長=柏崎市新道
柏崎市特産の新道柿を収穫する新道柿栽培組合の飯塚敏明副組合長=柏崎市新道

 柏崎市新道で、地元名産のおけさ柿「新道(しんどう)柿」の収穫が本格化し、最盛期を迎える。新道地区の里山にある「柿団地」では、つややかなオレンジに色づいた柿がたわわに実り、生産者が収穫に汗を流している。

 新道柿は、日当たりと風通しの良い斜面で栽培される。アルコールを使って渋抜きをするため、他産地の柿と比べて果肉が柔らかく、糖度が高いのが特徴だ。栽培は1951年に始まり、58年に「新道柿栽培組合」が設立された。

 現在、組合員43人が約7ヘクタールで1400本の木を管理している。わせ品種の「刀根(とね)早生(わせ)」と、在来種の「平核(ひらたね)無(なし)」の2種を栽培しており、例年11月中旬ごろ...

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