サッカー女子WEリーグのアルビレックス新潟レディースは、リーグ戦全22戦のうち半分の第11節を終え、5勝1分け5敗の勝ち点16、順位は6位で折り返した。上位進出を狙う後半戦。新潟Lの前半戦の戦いぶりを振り返り、ポイントを探った。

 就任3季目となった橋川和晃監督は、堅守を軸に、攻撃は状況に応じて柔軟に展開する「堅守柔攻」を掲げてきた。タイトルを目指す今季だが、第2節では三菱重工浦和戦に0-5と完敗。強敵相手とはいえ、シーズン序盤から持ち味の堅守が影を潜めた。

 立て直しを図るため、ボール際で強く競り合うことや、攻守の素早い切り替えなど「ベースの部分を見直した」と橋川監督。第3節以降の9試合では、...

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