
国の重要文化財「星名家住宅」を見て回る見学者=十日町市上野甲
国の重要文化財に指定されている十日町市上野甲の「星名家住宅」が、特別に公開された。2日間で約40人が参加し、約180年前に建築された妻有地域随一の豪農の館を興味深そうに見学した。
星名家は中世末期に今の長野県から移ったと伝わる。大地主で江戸時代には酒造業や米穀商、質屋など手広く商いを行った。主屋は江戸時代に焼失したが1842(天保13)年に再建。主屋と6棟の蔵が、1991年に国の重要文化財に指定された。
15代の星名四郎さんが今年7月に亡くなり、16代として管理する娘の尚美さんが住宅の離れに住み、通常は非公開となっている。
主屋1階の台所や茶の間の梁(はり)や柱は太く頑丈に造られている豪壮な...
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