
米アップルの「AirTag(エアタグ)」
政府は11日、スマートフォンで位置を特定できる「紛失防止タグ」を無断で他人の所持品に取り付けることを規制するストーカー規制法の改正案を閣議決定し、国会に提出した。衛星利用測位システム(GPS)機器の悪用は規制されていたがタグは対象外で、被害が増えている。被害者から申し出がなくても、警察の職権で加害者へ「警告」を出せるようにもする。成立すれば公布から20日後に施行される。
11日の閣議後記者会見で、赤間二郎国家公安委員長は「重大事件へ発展することのないよう、取り組みをさらに充実させる」と述べた。
タグは無線通信を利用し、スマホと連携して位置情報を取得する。本来は貴重品などに取り付け、紛失した場合に...
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