
帝京長岡の先発工藤壱朗=明治神宮野球場
[帝京長岡2ー5英明]全国舞台で持ち前の攻める投球を見せることができなかった。5失点した帝京長岡の主戦工藤壱朗は「相手がしっかり野球をやってくるところに対し、自分たちが一歩引いてしまう場面が多かった」と唇をかんだ。
初回は三者凡退で抑え、無難な立ち上がりを見せた。だが1-1の六回に自らの四球を契機に勝ち越され、八回も1死満塁のピンチを背負った。「勝負球のつもりだった」。外角に投げた直球を捉えられ、打球は前進守備の左翼手の頭を越え、3点適時二塁打となった。「初球から振ってくると分かっていたのに、投げ切れなかった。まだまだ力不足だ」。1年生左腕はマウンドを先輩投手に譲った。
7四球を出したことや...
残り732文字(全文:1032文字)











