湯沢町は町中心部の温泉街で宿泊客がクマに襲われたことを受け、「クマ被害対策連絡会議」を開いた。町や警察、観光関係者ら16人が出席し、被害防止に向け、警戒を強化することを確認した。

 町では7日午後9時半ごろ、湯沢の旅館駐車場で、宿泊客がクマに左腕をかまれるなどの人身被害が発生した。

 会議は10日に開かれ、関係機関が連携し、12月中旬まで毎日、温泉通りなどの夜間巡回を行うことや、多言語対応の注意喚起チラシを町有施設に掲示し、観光客や住民に注意喚起することなどを協議した。

 町環境農林課は「町民はこまめな周囲の確認や、生ごみを夜間に出さないようにするなどの対策を実践してほしい」と呼びかけている。

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