インテグリカルチャー、一正蒲鉾社、マルハニチロの３社連携で「生産技術の探究フェーズ」を完了
インテグリカルチャー株式会社（以下「当社」）は、一正蒲鉾株式会社、およびマルハニチロ株式会社と共同で進めてきた細胞培養食品『細胞性すり身』の研究開発において、初期の節目を迎えました。
この度、３社が目標としていた「生産技術の探求フェーズ」を成功裏に完了し、次の開発段階へ移行することをお知らせいたします。この成果は、「細胞性すり身」の実用化に向けた一歩になります。
本取り組みは、環境変化や乱獲に依存しない、持続可能な食料システムの確立を目指すものです。特に、水産資源の保全や、国際情勢に左右されない安定的なタンパク源の確保（食料安全保障）に貢献し、「新しい食のサプライチェーン（供給網）を築くための第一歩」と位置づけています。
当社独自の技術である「CulNet(R) System」を核として、細胞農業を、未来の食を支える次世代の産業へと成長させるべく、３社で連携し、早期の実用化（商業化）を目指してまいります。
一正蒲鉾株式会社 （本社：新潟県新潟市、代表取締役社長執行役員：野崎 正博）
一正蒲鉾は、「おいしさを、未来へ。」を企業スローガンに1965年の創業以来、安全・安心を第一に考え、食の喜びと感動を世界に向けてお届けしてきました。“いちまさのおいしさ” には、味覚や食文化への探究心だけでなく、健康を願い実現する高い技術力や、持続可能性を見据えた次世代への熱い想いが込められています。日々誠実に革新的に、おいしさを、食の未来を創り続けています。良質な魚肉たんぱくを持続可能に未来へ繋ぐため、海洋資源の代替技術の開発、細胞性食品の研究開発を進めています。
マルハニチロ株式会社 （本社：東京都江東区、代表取締役社長：池見 賢）
マルハニチロは「本物・安心・健康な『食』から広がる豊かなくらしとしあわせに貢献します」をミッションに、良質な魚タンパクの供給を通じて人々の食や健康に貢献してきました。また、水産資源を持続させ地球環境を守るため、事業活動を通じて社会課題の解決に向き合っています。世界で高まる魚の需要に対し、環境リスクを最小限にしながら持続可能な魚タンパクを供給するため、今後も研究を進めてまいります。
インテグリカルチャー株式会社 （本店：東京都文京区、代表取締役社長：羽生 雄毅）
インテグリカルチャーは、動物の細胞を育てる技術「細胞農業」のインフラの発展と普及を通じて、食料問題への貢献、新たな産業の創出、そして持続可能で豊かな社会の実現を目指しています。お客様とともに細胞農業を創ることをモットーに、細胞農業の研究開発や製品開発を支援する事業を展開しています。
【本件に関するお問い合わせ先】
インテグリカルチャー株式会社 お問い合わせ窓口
pr@integriculture.com
＊１：細胞を培養することによって、食料や素材などを生産する産業
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