差別のない社会へ「いのち・愛・人権」展　加茂文化会館で12月4日まで、新潟水俣病の問題も解説

　差別のない社会の実現へ向け、さまざまな差別や、差別解消の取り組みなどを紹介する「いのち・愛・人権」加茂展が、加茂市幸町２の加茂文化会館で開かれている。

　人権団体や教育関係者らでつくる実行委員会が毎年、県内各地で開いている。加茂展は１１月２８日に始まった。

　会場では、人権教育や啓発活動など県内自治体の取り組みのほか、女性や子ども、外国籍の人らへの差別をなくすための活動などをパネルで紹介している。

　新潟水俣病の被害者に対する差別、偏見の問題についても解説。部落差別に基づく冤罪（えんざい）として再審が求められている「狭山事件」の概要も説明している。

　加茂市の７０代女性は「いのち・愛・人権は誰しも心...