
土石流災害の慰霊碑に手を合わせる糸魚川市の久保田郁夫市長=6日、糸魚川市大所
糸魚川市と長野県小谷村県境の蒲原沢(がまはらざわ)で作業員14人が亡くなった土石流災害から29年となった6日、糸魚川市の久保田郁夫市長は、市内の現場近くにある慰霊碑に献花した。犠牲者を悼み、防災・減災の取り組み強化を誓った。
土石流災害は1996年12月6日午前10時40分ごろに発生。糸魚川市の女性3人を含む県内外の作業員14人が死亡した。現場では前年に起きた7・11水害の復旧工事が行われていた。
慰霊碑への献花は毎年、災害の発生日に行われている。久保田市長は、犠牲者の名前が刻まれた碑に花を手向け、静かに手を合わせた。近くを訪れた際は碑に立ち寄るといい「大きな災害を忘れることはない。悲惨さを受け継ぎ、市民の安心安全に努めたい」と語った。
当時、隊員として...
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