前川喜平さん
前川喜平さん

 さまざまな事情で義務教育を十分に受けられなかった人たちに、学び直しの機会を提供する夜間中学。新潟県では新発田市に今春、自主夜間中学が開設され、新潟市でも県内初の公立の開校計画が進む。学びの場が多様化する中で、夜間中学に求められる役割や課題は何か。元文部科学事務次官で、神奈川県と福島県の自主夜間中学でボランティアスタッフとして活動する前川喜平さん(70)に聞いた。(新発田総局・金澤朋香)

-夜間中学の意義をどのように考えていますか。...

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