
自転車の利用者に注意を呼びかける大阪府警の警察官=11月、大阪市平野区
自転車の酒気帯び運転に罰則が盛り込まれた改正道交法が昨年11月に施行されて、1年が過ぎた。厳罰化に伴い、自転車の悪質運転を理由に車の運転免許を停止する処分は今年は9月末までで約千件に上り、昨年1年間と比べて15倍超となった。来春から自転車の交通反則切符(青切符)制度も始まるなど、警察当局が対策強化に注力している。
11月下旬の午後、学校帰りの児童や会社員らで混み合う大阪市平野区の歩道。人の間を縫うように走る自転車を警察官が止め、「歩行者と接触する危険がある。原則車道を走って」と呼びかけた。この日は1時間で信号無視など15件の違反を確認し、警告を出した。
道交法では、車などを運転することで、道路交通に著しい危険を生じさせる恐れがある状態の者を...
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