
11月8日に行われた金剛力士像の閉眼供養式。右の像が阿形像=南魚沼市雲洞
「赤門」と呼ばれる南魚沼市雲洞の雲洞庵の山門が、約300年ぶりに建て替えられる。これに伴い、山門の左右に立つ金剛力士像2体も修復されることになり、搬出された。現在は色あせたものの、改修後は赤門の名の通り、本来の朱色が施された新しい山門と金剛力士像に生まれ変わる。
山門も金剛力士像も老朽化が激しいことから解体し、建て替え、修復する。2026、27年の2カ年で実施し、総工費は金剛力士像の改修費を含めて約1億2千万円。雲洞庵が負担するほか、檀家(だんか)からの寄付や、新しい心柱(しんばしら)の端材を使って作られたお守り(2千円)の販売益を充てる。
雲洞庵は奈良時代の717(養老元)年、貴族の藤原房...
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