荒波が続き、観光客の足が遠のく冬の佐渡。だが、島の料理人は口をそろえる。「冬こそうまい食材がたくさんあるんだ」と。脂が乗ったブリにメジマグロ、滋味あふれるカモ料理…。プロが語る自慢の「サドメシ」について耳を傾けた。

新穂の食祭新倉店長 佐々木剛さん(43)

メジマグロを持つ、食祭新倉店長の佐々木剛さん

 冬の佐渡はいい食材がありすぎて、何を推すか正直迷いました。メジマグロを選んだのは、佐渡はブリは有名だけど、おいしいマグロが食べられることを知らない人が多いから。100キロを超えるクロマグロも揚がりますが、関東で消費されることが多く、島内に出回るのはより小さいメジマグロです。クロマグロほど脂は乗っていないけど、しっとりした食感で味わい深いんです。冷凍せず生で食べられるから、鮮度も全然違う。...

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