
新しい建物内で仕事をする障害のある社員ら=胎内市倉敷町
化学素材メーカーのクラレ(東京)は、胎内市倉敷町の新潟事業所で、知的障害のある社員が勤務する建物を移転新築した。これまで事業所の外にあったが、敷地内に移すことで業務を効率化するとともに、広い作業スペースも確保して障害者雇用の拡大につなげる。
知的障害のある人を雇用する取り組みは1997年、連携する障害福祉サービス事業所「虹の家」(西条)の施設内で始まった。98年に旧中条町の協力を得て、虹の家に隣接する町有地を無償で借りて建物を建設。民間企業と障害者支援施設、行政の3者が協力して障害者雇用を促進する取り組みとして全国的に注目を集めた。
新しい建物の床面積は396平方メートルで、作業室のほか以前...
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